Chocolate lovers


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by tomoknowsflower
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「嗤う伊右衛門」と究極の愛

 家の近くにレンタルビデオ店がないので、図書館から映画のビデオを借りてくる。でも、最新作が常に入荷されるわけではないので、その時にあるもので見たいビデオを借りる、という感じ。一番最近借りたのは「ハリー・ポッター 秘密の部屋」と「ピアノレッスン」。特に「ピアノレッスン」は素晴らしかったけど、ものすごくタイムラグを感じるでしょう。
 そこで最新の映画でもチェックしようと4つ駅離れたビデオ店に行ったら、中古ビデオのところに「パッション」と「嗤う伊右衛門」があったので即買ってきた。
 「嗤う伊右衛門」は「四谷怪談」の新解釈、京極夏彦さんの原作を映画化したもの。なんと蜷川幸雄氏の監督作品。雑誌のレビューで読んでとても見たかった映画。
 ところがこれがすごかったのだ。物語半ばからあれよあれよという展開の速さで、エロチックかつ残酷で暴力的!タランティーノ並みのバイオレンス!いやもっとすごいかも。画面を縦横無尽に刀が飛び交い、血が飛び散り、人が死に、こわい!
 「生まれてから一度もわらったことのない真面目な男」伊右衛門が、代々与力の名家、民谷家に婿入りする。伊右衛門の妻は病で顔にあざが残ったが、誇りを失わずに凛として生きるお岩。二人は心底愛し合っているにもかかわらず・・・・・・。
 悲劇的かつ最悪の結末まで、物語りは一気に展開する。このへんはシェークスピア劇のよう。「どうしてそうなってしまうのよー」と思わずにはいられない。(唐沢寿明と小雪の長いセリフも、五七五のリズムか小気味よく、独特の抑揚のあるシェークスピア劇に似ているかも。)
 ビデオを見終わった後、あまりのショックで私はすぐ寝込んでしまい、夢の中でも伊右衛門と岩のやりとりが繰り返され、朝起きてもしばらくぼーっとしてしまった。
 「もっと、なんとかならなかったのだろうか」
 「二人の愛があったなら、ほかに道はなかったのかな」
思い返すに残念でならない。たとえ物語(映画)といえども、ひどすぎる!
 
 伊右衛門と岩は「死」によって究極の愛を貫く。逆に言えば究極の愛とは「死」によって完結するというところか。ならば簡単に死ねない現代で、(伊右衛門の時代も簡単ではなかったかもしれないけど)究極でなくてもいいから、愛を貫く、愛し続けることはできるのだろうか? 

 この「嗤う伊右衛門」、唐沢寿明と小雪の演技がすごくいい。ほか脇役陣の演技は少し濃いけど、それもまた味。衝撃的なラストシーンも思いっきり印象的。(というか忘れられない!)見たい方にはお貸しします。

 会えなくても、離れていても、愛を送り、感じることはできる。 「いつも共にある(そばにいる)感覚」「相手の幸せを願う気持ち」、スピリチュアルな世界では愛はあまりにも大きくて一言ではあらわせない。でも見返りをまったく求めず、大切な人を思う気持ちは愛ですよね。





 
 
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by tomoknowsflower | 2007-04-25 01:37 | love
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笹原 知花 Profile
大学在学中から、広告、雑誌媒体の制作、営業、PRの仕事に携わる。

現在、建築とショコラ勉強中!

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