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Chocolate lovers


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by tomoknowsflower
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In mother's day

母の日のプレゼントに、手編みのセーターを送った。

去年の冬から少しずつ編んだ、アラン模様編みの力作。

ここまでの力作は絶対に、1番感謝するべき母にあげなくちゃ、と思いながらがんばって編んだ。

In mother\'s day_b0077251_1642911.jpg


送る前に誰かに誉められたくて、思わず友人に見せてしまう。

期待以上に褒めてくれた友人と、しばしお互いの母親の話題で盛り上がった。

「知花さんは親から離れているから感謝が、より大きいんだね」と友人。

「去年の冬はこどもも私も体調悪くて、かなり支えてもらったから」と私。

「私なんか臆病っていうか、親元から離れられなくて」と友人。

「そばにいるのが1番の親孝行なんじゃないかな」と私。

「私だってこどもが遠くに行ったら淋しいよ。」

その時突然、今8才のこどもが、成人して遠くに行く様子を想像して、思わず泣きそうになってしまった。

強く込み上げてきたものが落ち着くと、じーんとした感動が来た。


親は誰でもこんな思いをしているんだろう。

自分の子供が離れて行く淋しさと不安は、まるで自分の一部がどこかに行ってしまうようで。

自立させなくちゃという気持ちと戦い、でもそばにいて欲しいと言おうか、黙っていようか、葛藤して。

海外に行くなんて、なおさら耐えられない、まるで身が切られるような、そんな気持ち。

親はみんなそんな感情を経験するんだ、と思った。

そして、改めてこどもに感謝した。

こどもがいるからこそ、こんな感情をもったり、なんというか人生の深みを見れた気がする。

もしこどもがいなかったら、もっといろんな事ができたと思う。

映画のレイトショーを見に行ったり、海外に撮影に行ったり、お料理留学したり、深夜まで飲み歩いたり。

もっといろんなことが、できたはず。

でもこどもと暮らしてから、人生がどんなものか、教えられている気がする。


母は私の手編みのセーターを、「もったいないから」としまっておくだろう。

一度も着ることなく、大切に、大切にしまっておくだろう。

そうと知りながらも、プレゼントする私。


いろんな事を考えた、母の日。
by tomoknowsflower | 2009-05-10 01:04 | love
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笹原 知花 Profile
大学在学中から、広告、雑誌媒体の制作、営業、PRの仕事に携わる。

現在、建築とショコラ勉強中!

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